店長は嫌われてなんぼ!という考えでは上手くいかない!
こんにちは。
日々、店長業務を頑張っていますか?
今回は『店長は嫌われてなんぼ』という考えについてお話します。
私が店長になりたての頃、エリアマネージャーからは店長なんて嫌われてなんぼだよとおしえられました。
要するに、店長は嫌われ役を買ってでも結果を出せということですね。
噛み砕いていうと、スタッフから嫌われることを恐れずに、徹底した指導や指示が必要ということ。
なあなあにならずに、スタッフに緊張感を持たせること。
嫌われることに恐怖を感じる、小心者の私には簡単にできることではありません。
そして何より、嫌われる必要はないんじゃないかという疑問がありました。
私が店長になるまでに、何名かの店長の元で働いていました。
その中に、社内では優秀で名の知れた店長がいました。
その店長、鬼のように怖いんです。
若くして店長になったので、下っ端で働いていた私と同い年。
たしかに、バリバリと仕事をこなし、実績も上げていた優秀な人。
でも、私はその店長のことが嫌いでした。
理由は怖いから。
幸い、その店長は数店舗を兼任している店長だったので、
週に2、3日しか私がいる店舗には来ませんでした。
店長が来る日は出勤するのが憂鬱でした。
私以外のスタッフも、やはり店長のことを恐れていたので
店長がいる日は、店内の雰囲気はピリピリ。
和やかに接客だってできません。
何かやらかしたら叱られるのではという緊張感がありました。
やはり、会社から評価される店長です。
やるべきことはしっかりやる。
そこは徹底されました。
しかし、店長になり、それなりに経験を積んだ私にとっては、そのやり方が正しかったかどうかは疑問が残ります。
なぜなら、お店の雰囲気を悪くしているのは、店長の存在だったからです。
鬼店長がいる日のピリピリ感はお客様にも伝わってしまっていたと思います。
お店にとって接客は命。
ビクビクしながらの接客だってお客様には伝わります。
もう一つ、鬼店長だった頃のスタッフは、私も含めてより良いお店にしようという提案は中々出てきませんでした。
なぜなら、余計なことをして店長に叱られるのが怖かったから。
そしてダメ出しをくらい、面倒なことになりたくなかったから。
良いアイデアが浮かんでも心の中にしまっておきました。
店長はというと、接客の声が小さいとか接客が暗いとか、改善策や提案がないとか。
そんなダメ出しをしてきます。
もちろん、店長はスタッフに意地悪しようと言っている訳ではありません。
会社やお店のためを思っての言動です。
会社のために嫌われ役を買って出ただけです。
とても勇気のいることですし、尊敬すべき点でもあります。
言っていることは間違ってはいないのですが、
私には響きませんでした。
しかし、びくびくした接客をしたり、スタッフの積極性がない、そんな状況を作り出しているのは店長自身だということも気づいてはいないのです。
どうでしょうか?
これでも店長は嫌われるべきでしょうか?
ただ単に性格が悪い店長とかパワハラ店長で嫌われてるわけではありません。
会社のために嫌われ役を買ってるのに、スタッフの働く意欲をなくしてしまっている。
こんな店長にはなりたくないと私は思います。
ただし、厳しい店長だから嫌われるというわけでもありません。
厳しくてもスタッフのことを親身に考えてくれる店長なら嫌われません。
私が嫌いだった店長はた 厳しくて怖いだけ。
職場の雰囲気を悪くしてるだけだったからです。
どうせなら、スタッフがイキイキと働けるお店にしたいですよね。
どんなお店になるかは、店長次第です。
そして、店長は嫌われる必要はありません。
どうせなら愛される店長になりたいですよね。
店長はスタッフがなんでも話せる環境を作ってあげることが重要です。
そうすることで、スタッフからは良い提案だって出てきます。
店長のためなら!とスタッフは進んで協力してくれるようになります。
スタッフが楽しく働いているならば、お客様にだってそれが伝わります。
どんどん良いお店になっていきます。
その結果、売上だって上がります。
スタッフに好かれれば、良いこと尽くめです。
私のように性格上、叱れない店長であっても必ずうまくいきます。
ただし、叱ることがいけない訳ではないことを理解しておいてください。
スタッフが成長するためには、
叱ることだって必要なときはあります。
私は叱らないことを推奨しているわけではありません。
どうしても叱れない店長でもうまくいく方法をお伝えしています。
今後も気弱な店長向けのお話を紹介していきます。
次回をお楽しみに。
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